第43回ジャパンカップ

 競馬の国際競走、第43回ジャパンカップ東京競馬場・芝2400メートルで行われ、18頭が参戦した。外国馬はフランスからのイレジン1頭のみと国際競走というには寂しかったが、今年は何といっても国内外のG1を5連勝中で世界ランク1位の最強馬イクイノックスと圧倒的な強さで牝馬三冠を達成したリバティアイランドの対戦が実現し、どちらが勝つかが最大の注目点だった。

 イクイノックスは驚異的なレコードで圧勝した天皇賞から中3週というローテーションが唯一の不安点といえ、リバティアイランドは負担重量が4キロ軽い点で有利ではあるものの、やはり断然の1番人気はイクイノックス。リバティアイランドは2番人気。3番人気は昨年のダービーでイクイノックスを破ったドウデュース。

 レースはタイトルホルダーが好スタートを切ったが、予想通りパンサラッサが外から交わして先頭に立ち、後続をぐんぐん引き離して逃げる。タイトルホルダーが2番手。イクイノックスは3番手。その直後にリバティアイランドと昨年の二冠牝馬スターズオンアースが進む。

 大逃げのパンサラッサは前半1000メートルを57秒6で通過。後続を大きく引き離して3~4コーナーを回るが、直線に入ると徐々に失速。イクイノックスがタイトルホルダーを交わし、パンサラッサも一気にとらえて、残り200メートルで先頭に立つと、後続との差を広げ、2番手に上ったリバティアイランドを寄せ付けることなく、4馬身差をつけて圧勝。世界最強馬の凄さを見せつけた。勝ちタイムは2分21秒8。

 敗れたとはいえ、リバティアイランドも頑張った。


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 イクイノックスはキタサンブラック産駒の牡4歳。これで昨年秋の天皇賞からG1ばかり6連勝。通算10戦8勝、2着2回。

 

1着イクイノックス(ルメール) 2着リバティアイランド 3着スターズオンアース

4着ドウデュース 5着タイトルホルダー