3歳クラシックの最終戦、菊花賞が京都競馬場・芝3000メートルで行われ、3歳牡馬18頭が出走した。
1番人気はブラストワンピース。2番人気はエタリオウ、3番人気は皐月賞馬エポカドーロ。
レースはジェネラーレウーノが好スタートから先頭に立ち、スローペースで逃げる。そのままずっと超スローの展開。3,000メートルの長距離戦のわりにはスタミナを問われる消耗戦ではなく、最後の直線での瞬発力勝負になった。
そして、直線。外からエタリオウが抜け出し、勝利を手にするかと思ったところで、内から7番人気のフィエ―ルマンが鋭い脚で伸びてきて、わずかハナ差で先着。
個人的には菊花賞は他馬を圧倒するスピードとスタミナを兼ね備えた本当に強い馬が勝つのが理想だと思うし、もう少しハイペースなら結果も違っただろうが、まだデビューから4戦目で過去3戦はすべて1800m戦という伏兵が三冠レースの最後の一冠を手に入れた。でも、実はすごい馬なのかもしれない。今後に注目、フィエ―ルマン。
フィエ―ルマンはディープインパクト産駒。これで4戦3勝。重賞初勝利で最少キャリアでの菊花賞馬となった。
鞍上のルメール騎手は先週、アーモンドアイで牝馬三冠を達成したばかり。今年G1レース5勝目。
1着フィエ―ルマン(ルメール) 2着エタリオウ 3着ユーキャンスマイル
4着ブラストワンピース 5着グローリーヴェイズ