今年の中央競馬、上半期の締めくくり、宝塚記念が阪神競馬場・芝2200メートルで行われ、グランプリに相応しい豪華メンバー18頭が参戦したが、レース直前にオーソリティが競走除外となり、17頭が出走。
1番人気は昨年の年度代表馬で、大阪杯9着からの巻き返しを狙うエフフォーリア。2番人気が春の天皇賞馬で、ファン投票1位選出のタイトルホルダー。
レースは3月のドバイターフを逃げ切り、G1初制覇を果たしたパンサラッサがスタートでやや遅れ、タイトルホルダーが好スタートから飛び出す。それでもパンサラッサはタイトルホルダーを交わして先頭に立ち、前半1,000メートル57秒6の超ハイペースで逃げる。タイトルホルダーは2番手。エフフォーリアは三冠牝馬デアリングタクトと並ぶように中団を進む。
そして、飛ばしていたパンサラッサに4コーナーでタイトルホルダーが並びかけ、先頭で直線へ。後続馬群の中からヒシイグアス、さらにディープボンド、デアリングタクトらが追ってきたが、タイトルホルダーは後続を寄せ付けず、2着に2馬身差をつけ、2分9秒7のレコードで快勝。菊花賞、天皇賞に続く3つ目のG1タイトルで、現役最強を印象づけた。
1番人気のエフフォーリアは6着に終わり、復活ならず。これでこの春のG1レースは1番人気馬が全敗という結果となった。
1着タイトルホルダー(横山和) 2着ヒシイグアス 3着デアリングタクト
4着ディープボンド 5着マイネルファンロン