小湊鉄道の旅(その4)

 上総中野10時32分発で折り返す。

(鉄道写真家・中井精也さんも乗っていた。左奥)
 今度はどこで降りようか。往路の列車で各駅を眺めながら考えていたのだが、とりあえず足湯があるらしい養老渓谷駅には降りたい。
 しかし、その養老渓谷駅を素通りして3つ目の月崎駅で下車。駅名に惹かれたというのもあるし、駅前商店が見えたから、というのもある。このあたり、駅前に何もない駅というのも多いのだ。


 使われなくなったホームにはラベンダーやアジサイが植えられている。花の盛りは過ぎていた。


 10時49分着で、次の11時07分発、養老渓谷行きまで18分間の月崎滞在。
 とりあえず、駅前のヤマザキショップで適当に食料や飲み物などを買う。1995年に自転車で房総半島を旅行した時もそうだったが、このあたりの商店はほとんどヤマザキショップである。もともとは昔ながらのよろず屋だったのだろう。


(ここから千分の10の上り勾配。つまり、1000m走って10m上るわけだ)

 昔は多くの駅で行き違いができ、それだけ多くの列車を走らせることが可能だったのだろうが、ほとんどの駅で交換設備が廃止されている。この月崎駅も同じ。
 月崎駅の時刻表。

 まさに草深いローカル線。

 次の列車がやってきた。