多摩の双体道祖神

 勤労感謝の日。東京は一日冷たい雨が降り続く。都心の最高気温は15.3℃だったが、これは日付が変わってすぐの0時07分に出た数字。その後、気温が下がって、昼過ぎの13時13分に観測された10.4℃が最低気温。日中の気温としてはほぼ真冬並み。明日はまた20℃超えの予報。

 

 さて、最近、あちこちで道祖神を見ているが、東京都内では「道祖神」と刻んだ文字塔は見かけるが、双体道祖神はあまり見ない。隣の神奈川県には非常に多いのに、都内では少ないのだ。それでも、相模の影響を受けた町田市内にはいくつかあるようだ。

 これは成瀬の成瀬高校北側にある双体像。右側の神像がかなり損傷しているのが残念。

 隣には地神塔。「堅牢地神塔」と刻まれ、側面に「奉納西國坂東秩父三所百番」と彫られている。

 続いて、同じ町田市の小野路にある双体道祖神

 これは多摩市の唐木田にある双体道祖神唐木田稲荷神社の境内の小堂内に庚申塔地蔵尊、金精様と一緒に祀られている。

 多摩市内では唯一の双体像らしい。もはや道行く人々を見守ることもできずに木製の格子の中に幽閉されている。

 三猿を刻んだ庚申塔(右)と金精神。

(きょうの1曲)さよならポニーテール/勤労と感謝


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