「謹賀新年」どころではなくなった

 2024年、令和六年の元日。当然、明けましておめでとうございます、ということで、今年最初の記事を書くつもりだったが、16時過ぎに「謹賀新年」とタイトルを入れたところで、テレビの緊急地震速報が鳴り、能登半島で強い地震が発生したことを知る。東京も少し揺れる。

 能登半島では16時10分頃、最大震度「7」を観測。マグニチュードは7.6。直後に最大3メートルの津波が襲来するという津波警報、最大1メートルの津波注意報日本海側の全域に出され、能登半島では予想される高さ5メートルの大津波警報に切り替わる。

 すべてのテレビが通常の番組を打ち切って、緊急放送を始め、該当地域の方々に急いで避難するようにと鬼気迫る調子で呼びかける。

 17時からテレビ朝日の芸能人格付けチェックをみようと思っていたのだが、それもなくなる。あちこちチャンネルを変えながら、緊迫した時を過ごしていたが、津波は石川県輪島市で「1.2メートル以上」という数字が観測されたぐらいで、ほかは1メートル未満にとどまる。それでも北海道から九州、さらに韓国でも津波が観測されたようだ。

 東日本大震災の時のような津波災害こそは免れたとしても、陸上では家屋の倒壊、火災、土砂崩れ、地盤の隆起、液状化などが発生し、人的被害も含めて、大変な災害になっているようだ。正月早々、こんなことが起きるなんて。早速、「令和6年能登半島地震」と命名される。

 テレビ各局が地震津波情報をCMもなしに伝え続ける中、テレ東は18時40分頃から『出川哲郎の充電させてもらえませんか?』を40分遅れで放送開始。ほかの局も21時頃から地震津波情報はL字画面で伝えながら、通常番組に戻り始める。この地震が昨日、起きていたら、NHK紅白歌合戦も吹っ飛んでいたのだろうか。

 現時点では災害の全体像は全く分からないが、新年早々被災された方々には心からお見舞い申し上げます。あまりひどいことになっていなければよいのだけれど。

 

 ということで、めでたくない元日だったのだが、新年最初の16時間はまだおめでたかった。

 年越しはいつものように地元の氏神様にお参り。例年通り、大晦日の23時半すこし前に家を出て、神社へ。さほど寒くないので、マフラーも手袋もいらない。人通りもほとんどなく、コンビニも閉まっている。

 神社もひっそりとして、宮司さんがふだんより大きな賽銭箱の準備をしている。

 午前0時ちょうどに太鼓が打ち鳴らされ、初詣が始まる。早めに並んだので、すぐにお参りできたが、いつのまにか、長蛇の列ができていた。

 拝殿の屋根の彼方に木星が光っている。

 新春の舞が奉納される。

 年明け直後の月。

 0時20分過ぎには帰宅。

 自宅2階からの初日の出。

 藤沢に住む姪から鎌倉の海辺で撮った初日の出の写真がLINEで送られてくる。平塚に住む友人からも湘南海岸の初日の出の写真が届く。

 今年の初見鳥。その前にツグミの声を聞いたけれど。

 餌を待っているのだ。

 朝からいろいろ飲んだり食べたりしたので、馬事公苑までウォーキング。年中無休で、元日から開苑しているが、馬の姿はなし。

 インコはたくさん見た。

 春と秋~初冬に二度咲く四季桜。

 いきなり大変な元日となってしまったが、とにかく、今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。