田端・東覚寺の赤紙仁王

 今日の東京は昼から雨が降るような予報だったが、予想より早く朝からポツポツと降りだしたもんお、すぐに止んで、その後は夕方まで曇りで、時折、日も差す。

 北区田端にある白龍山寿命院東覚寺は真言宗豊山派に属する寺院。室町時代の延徳三(1491)年に神田付近に創建されたのが始まりで、慶長年間(1596~1615)の初期に豊嶋郡田畑村(現在地)に移ってきた。

 山門横の新しい護摩堂の前にある石造りの金剛力士像は寛永十八(1641)年に道如宗海上人が東覚寺の裏にある田端八幡神社に奉納したもので、疫病の流行を鎮めるために建立したともいう。いつの頃からか、病気に悩む人が患部と同じ場所に病魔を焼き尽くす炎の色である赤い紙を貼り付けて全快を願うという習俗が生まれ、それ以来、「赤紙仁王」と呼ばれるようになった。明治初年の神仏分離の際に、別当寺であった東覚寺に移されたという。

 

 胴長短足赤紙を剥がした痕が残っている。

 以上2枚は傍らに立つ説明板の写真。実際の姿はこんなことになっている。

 病気が治ったら、お礼に草鞋を奉納するそうだ。

 

(きょうの1曲)LA GRANDE FORMATION / Anyone Lived In A Pretty How Town


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