カマキリ、バッタ、ホタル

 今年も庭にカマキリとバッタが姿を現した。バッタはまだ5ミリほどの大きさで、孵化したばかりのようだ。毎年勝手に生えてくるシソの葉にとまって、秋までずっとここで過ごす。今年はとくにシソが大量に生えているので、餌に困ることはないだろう。



 夜は成城の「神明の森みつ池」までホタルを観にいく。東京23区内では大変貴重なゲンジボタルの自生地。
 国分寺崖線の斜面に位置し、崖下から水が湧き出る森は厳重に保護管理されていて、フェンス越しに見るしかないのだが、次々と人がやってきては、フェンスにしがみついて、暗闇の奥を覗き込んで、小さな光がふわふわと浮遊するのに見入っている。自然の豊かな土地や人工飼育したホタルの観賞会のような光の乱舞とはいかないけれど、それもまたよい。一度に光るのは、せいぜい数匹。それでも近所の方が「今年は多いわね」と話していた。
 すぐ手前の池の上をアブラコウモリがさかんに飛び回っているが、それはみなさん、あまり気がつかないようだ。

 森から野川に通じる水路沿いにもホタルがいて、じっとしたまま光っているので、フラッシュをたいて撮影してみたら、あれ、これはもしかして交尾中? 画面中央、2匹が重なっていますね。