秋の野川

 秋分の日。先週咲いた金木犀はすぐに終わって、今日は二度目の開花。花数も今度は圧倒的に多い。家から一歩出た途端に金木犀の香りに包まれ、どこへ行っても香っている感じ。まさに秋本番だ。でも、まだ暑い。暑さ寒さも彼岸まで…か。

 午後から野川沿いをサイクリング。
 成城の神明橋の下流側。先日の大雨で増水し、右岸がかなり削られたようで、黄色いテープが張られている。

 上流側。いつもより水量が多く、流れも速いというか強いというか。水源の湧水量が増大しているのだろう。

 水辺の木に引っ掛かった枯れ草。増水時の水位がこれで分かる。

 毎度ワンパターンだが、深大寺の水生植物園にやってきた。彼岸花は盛りは過ぎていたが、まだ見事。






 池にはメダカの群れ。

 フジバカマにはツマグロヒョウモン♀。

 水生植物園の向かい側の深大寺


 関東では貴重な白鳳仏・釈迦如来倚像。奈良国立博物館への出張から無事お帰りになっていた。

 境内には多数の湧水があり、水音が絶えない。



 不動の滝。

 秋とはいえ、まだミンミンゼミやアブラゼミツクツクボウシ、さらにニイニイゼミの声まで聞こえた。
 門前の蕎麦屋の店先にいた犬と猫。

 たくさんの人がカメラを向けていて、お店の看板犬&猫かと思ったら、飼い主の女性が猫を肩に担ぎ、犬を連れて去っていった。

 鬼太郎茶屋。


 深大寺をあとにさらに野川の上流へ。



 大沢橋の上の電線で翼を休めるカワウ。1時間半後に通ったら、まだ同じ場所にいた。

 これも毎度おなじみの野川公園・自然観察園へやってきた。

 ここでも彼岸花の大群落。



 ススキ。

 どんぐり。

 本当に鏡のような「かがみ池」。前回は水量が減っていたが、今回は水量豊富。

 コゲラエナガの声を聞くが、それ以上にエンマコオロギが草むらでささやくように鳴いている。
 野川公園の自然観察園は16時半で閉園なので、帰途につき、武蔵野の森公園へ。
 ここも最近はよく立ち寄り、調布飛行場を眺めるが、前回と今回の間にこの飛行場で大惨事があった。おかげでのどかなローカル空港のイメージとは少し印象が違ってしまった。
 伊豆諸島からの飛行機が帰ってきた。


 空港の玄関前では連休を伊豆諸島で過ごしたらしい人たちが列を作ってバスを待っていた。


 成城の不動橋から見た夕空と夕富士。


 18時に帰宅。走行距離は30キロ。