4歳以上の牝馬による春の女王決定戦・第11回ヴィクトリアマイルが東京競馬場・芝1600メートルで行われ、G1馬7頭を含む4歳から7歳の牝馬18頭が参戦した。単勝1番人気はミッキークイーン、2番人気はショウナンパンドラ。
レースは揃ったスタートからレッドリヴェール、スマートレイアーらが飛びだし馬群を引っ張り、ミッキークイーンやショウナンパンドラは馬群の後方寄りを追走。
そんな中、最後の直線で馬群の中から逸早く抜け出したのは昨年のこのレースの覇者で最年長7歳のストレイトガールだった。あっというまに後続を引き離し、最後は騎手の戸崎が後ろを振り返るほどの余裕のゴールインで連覇達成。
道中はストレイトガールの直後につけていたミッキークイーン、ショウナンパンドラも最後は追い込んできたが、届かず2・3着まで。
2016 ヴィクトリアマイル
ストレイトガールはフジキセキ産駒で、母の父はタイキシャトルという血統。昨年のヴィクトリアマイル、スプリンターズSを勝った後、年末の香港スプリント(9着)で引退のはずだったが、その後、引退を撤回し、現役続行。今年初戦の阪神牝馬Sは9着に終わったものの、今日は昨年以上に強い勝ち方でG1レース3勝目。7歳牝馬によるG1勝利は史上初の快挙でもあった。
1着 ストレイトガール(戸崎) 2着 ミッキークイーン 3着 ショウナンパンドラ
4着 スマートレイアー 5着 ルージュバック