今日の東京は午前中、雨がぱらついたりもしたが、全体的には曇り空で涼しい。
世田谷八幡宮では今日明日が秋季例大祭。このブログでは年に一度、この秋まつりの奉納相撲について書くのが恒例化しているが、今年も行ってきた。
まだ時間が早いので、それほどの賑わいはないが、土俵の周りには早くも観客が集まっている。
かつては土俵祭りの神事の中に国旗掲揚もあったのだが、数年前に国旗掲揚の途中で紐が切れて日の丸がハラハラと土俵に落下するというシャレにならない事件があったので、それ以降、日の丸は最初から掲揚されるようになった。
それにしても、外国人がやけに多い。すぐ隣にある招き猫の豪徳寺も今や外国人だらけだが、その余波だろうか。地元在住の外国人もいるのだろうが、海外からの観光客も来ているのだろうか。
境内を歩き回ったりしているうちに、奉納相撲の神事が始まったが、いつのまにか超満員。例年をはるかに上回る人出で、土俵がほとんど見えない。しかも、ここは本当に日本なのか?と思うほど欧米系の外国人が多い。そして、みんな背が高い。
「お相撲さんが見えないよ」「パパも見えないよ」 こんな日本人親子の会話が聞こえてくる。
仕方がないので、カメラを高く掲げて準備運動の様子を撮影。
相撲を取るのは地元の東京農業大学の相撲部。現在、大相撲の幕内にいる正代もここで相撲を取っていた。
出身地別団体戦、個人戦など取り組みが始まり、最初はほとんど見えなかったが、そのうち何番か見て満足したらしい人が席を立つようになり、だんだん土俵が見えるようになった。
次々にかかってくる相手を誰かが三人続けて倒すまで相撲が続く「飛びつき三人抜き」。動画を撮ってみた。盛り上がっている様子も分かると思います。ほかに「飛びつき五人抜き」もある。
世田谷が純農村だった江戸時代から続く奉納相撲。往時の雰囲気を伝える村祭り的な行事がいきなり国際的になったわけだが、外国人から見れば、これはきっと面白いのだろうね。
最後の三番。
お祭りは明日までだが、奉納相撲はまた来年。総勢21名の相撲部の皆さん、一体何番相撲を取ったのか分からないけど、お疲れさまでした。
(おまけ)世田谷線
(きょうの1曲)JULVERNE / When Lights Are Low