第26回NHKマイルカップ

 今日から5週連続の東京競馬場でのG1シリーズ。第一弾は3歳のマイル王決定戦、NHKマイルカップ。東京・芝1600メートルに牝馬3頭を含む18頭が参戦。

 混戦模様で、昨日までは前哨戦のNZTを勝ったバスラットレオンが1番人気だったが、最終的には昨年の2歳G1朝日杯を制したグレナディアガーズが1番人気。2番人気はシュネルマイスター、3番人気がバスラットレオン。

 レースはいきなりの波乱。先行すると思われたバスラットレオンがスタート直後に躓き、騎手が落馬。競走中止となってしまったのだ。馬はそのまま走り続け、完走。スタートから1秒たらずで買った馬券が紙くずとなってしまった人にはお気の毒としか言い様がない。

 レースは結局、ピクシーナイトがハイペースで引っ張る形となり、グレナディアガーズは先行勢を見る位置で追走。シュネルマイスターは中団。

 そして、4コーナーでグレナディアガーズが早くも先行勢に外から並びかけ、直線に入ると内で粘るピクシーナイトらを交わして先頭に立とうとするが、その外から7番人気の牝馬ソングラインが追ってきて、グレナディアガーズを競り落として先頭に立ち、完全に抜け出す。そのままソングラインの勝利かと思われたが、最後にシュネルマイスターが猛然と追い込んできて、ほぼ並んだところがゴール。写真判定の結果、シュネルマイスターがハナ差で先着しており、優勝。

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 シュネルマイスターは欧州のマイルG1を4勝した英国馬キングマン(通算8戦7勝)の産駒で、ドイツ生まれの牡3歳。通算4戦3勝で、G1初制覇。

 

1着シュネルマイスター(ルメール) 2着ソングライン 3着グレナディアガーズ

4着リッケンバッカー 5着ロードマックス