日本MDカーリング選手権2023

 第16回日本ミックスダブルスカーリング選手権が北海道稚内市のみどりスポーツパークで21日から開催されている。全国から21チームが参戦し、3ブロックに分かれて、予選リーグを戦い、今日で決勝トーナメント出場の8チームが出揃った。

 ミックスダブルスは4人制より点が入りやすく、試合展開も早い上、ふだん4人制で活躍するロコ・ソラーレSC軽井沢クラブなどの有力チームの選手も男女ペアを組んで出場し、チームメイト同士が対戦する点でも面白い。

 混戦模様のAブロックは元富士急の小穴桃里と札幌国際大で先日の日本選手権は欠場していた青木豪のペアが5勝1敗で1位。2位は優勝4回のベテラン夫婦ペア、チーム苫米地(苫米地美智子&賢司)。

 

 Bブロックは昨年の世界選手権代表で最近はミックスダブルスに専念する形で海外ツアーにも参戦し、世界ランキングも急上昇のチャッスーこと松村千秋・谷田康真組が6戦全勝で1位。ロコ・ソラーレ吉田知那美コンサドーレ清水徹郎のペアが5勝1敗で2位。この両チームの対戦は大激戦で、面白かった。

 Cブロックはロコ・ソラーレ藤澤五月とSC軽井沢の山口剛史のペアと前回優勝のロコ・ソラーレ吉田夕梨花とTM軽井沢・松村雄太の義兄妹ペアが今日、全勝対決。延長の末、9-6で勝った藤澤山口が1位、吉田・松村が2位。

 以上の各ブロック上位2チームに加え、各ブロック3位チームの中から敦賀心羽子・南郁慧ペアと地元・育英館大学(奥山美佳・稲場滉)が決勝トーナメントに進出。

 

 そして、18時30分から準決勝4試合が同時に行われる。

 Aシート

 松村・谷田 1020211×  7

 育英館大学 0102000×  3

 松村千秋&谷田康真

 Bシート

 敦賀・南   0010102×  4

 小穴・青木  2101030×  7

 小穴桃里&青木豪

 Cシート

 藤澤・山口  1210111×  7

 チーム苫米地 0001000×  1 

 藤澤五月&山口剛史

 Dシート

 吉田・清水 011000××  2

 吉田・松村 400113××  9

 吉田夕梨花&松村雄太。吉田姉妹対決は妹の勝利。

 まずは順当な結果。明日が準決勝、決勝。優勝チームは世界選手権の日本代表となる。

 

 また、昨年、日本女子が日本チームとして初めて金メダルに輝いた世界ジュニアカーリング選手権(U21)もドイツのフュッセンで始まる。日本代表は昨年の優勝メンバーのうち、スキップ山本冴とフォース上野美優が卒業し、高校生3人を含む新体制(SC軽井沢Jr.と名寄協会JCの混成チーム)で連覇に挑むが、初戦のスイス戦は4-5で惜敗。まだ始まったばかりだ。

 日本女子代表

4 : 三浦 由唯菜 (Skip) 
3 : 松永 愛唯 (Vice-Skip) 
2 : 上野 結生
1 : 荻原 詠理
A : 佐久間 優名