今年の2歳女王決定戦、阪神ジュベナイルフィリーズが阪神競馬場・芝1600メートルで行われ、2歳牝馬18頭が出走。
ディープインパクトの娘、ハープスターが断然の1番人気だったが、レースは大激戦となった。
最後の直線、最初に先頭に立ったのは2番人気のホウライアキコ。しかし、すぐに8番人気のフォーエバーモアが交わして先頭へ。そこへ外から5番人気のレッドリヴェールが並びかけ、両馬の間に猛追してきたハープスターが突っ込み、3頭並んだところがゴール。
勝ったのはステイゴールドの娘、レッドリヴェールだった。ハナ差(5センチ差)の2着にハープスター、さらにクビ差でフォーエバーモア。
彼女たちのライバルストーリーはまだ始まったばかりだ。
1着 レッドリヴェール(戸崎) 2着 ハープスター 3着 フォーエバーモア
4着 クリスマス 5着 マーブルカテドラル
そして、今日は香港シャティン競馬場でロンジン香港国際競走が行われ、日本からも3頭が参戦。
なかでも注目は日本の(というか世界の)最強スプリンターで、これが引退レースとなるロードカナロア(岩田康誠)。昨年に続き香港スプリント(芝1200m)に出走し、連覇をめざした。
カナロアは中団を追走し、4コーナーから進出を開始すると、最後の直線、残り300メートルで先頭に立ち、あとは後続を引き離す一方。5馬身差の圧勝で有終の美を飾った。
世界的にもハイレベルと言われる香港の短距離戦で日本の馬が世界の馬を相手にぶっちぎりで優勝するというのは痛快だね。短距離の国際レースで最後流して勝てるのはウサイン・ボルトとロードカナロアだけ、という感じか。というより、千二のレース、しかもGIで5馬身差ってあまり見たことがない気がするのだが…。
これでロードカナロアは通算19戦13勝、GIは去年のスプリンターズSから6連勝。あまりに強すぎて引退するのはまだもったいないけどなぁ…。まぁ、子供たちに期待しよう。
ほかは香港カップ(芝2000m)に出走のトウケイヘイロー(武豊)が2着の健闘、香港ヴァーズ(芝2400m)ではアスカクリチャン(岩田)が7着。