春のG１シリーズ。第67回大阪杯が阪神競馬場・芝2000メートルで行われ、16頭が参戦。イクイノックスやパンサラッサなど、このレースに出ていてもおかしくないトップホースがドバイ遠征で不在ながら、それなりに好メンバーが揃った。その中で１番人気は昨年の桜花賞とオークスを制した二冠牝馬スターズオンアース。２番人気は初のG１制覇をめざすジャックドール。
レースは武豊騎乗のジャックドールが先行し、逃げる展開。スターズオンアースは中団を追走。前半千メートルが58秒9。
ジャックドール先頭のまま４コーナーを回り、最後の直線。逃げ切りを図るジャックドールを好位にいたダノンザキッド、マテンロウレオが追い、さらに後方からスターズオンアースが猛然と追い込んでくるが、先頭にハナ差まで迫ったところがゴール。ジャックドールが見事に逃げ切って、悲願のG１初制覇。
ジャックドールはモーリス産駒の牡５歳。デビューからすべて芝2000メートルのレースばかりで14戦8勝。重賞は昨年の金鯱賞、札幌記念に続き３勝目。
鞍上・武豊騎手はこれがGⅠなんと80勝目。54歳でのG１制覇は最年長記録を更新。
1着ジャックドール（武豊） 2着スターズオンアース 3着ダノンザキッド
4着マテンロウレオ 5着マリアエレーナ
